花吹雪、そして「仰げば尊し」
GW真っ最中。人影がないキャンパスには桜吹雪が舞っていました。
中学時代の恩師がお亡くなりになったとの報を受け、
街はずれの山の中腹にある斎場に行きました。
その途中、ふもとの禅寺の門の前で、思わず車を止めました。
見事な桜の木から花びらが一面に散っていたのです。
先生には、中学の時だけでなく、卒業してから現在にいたるまで、
たいへんお世話になりました。
とても優しく人をつつみこむような大らかなお人柄でした。
野辺の送りを済ませたあと、空を見上げたら、
寂しさで、思わず目頭が熱くなってきました。
そして、ひとりでに「仰げば尊し」が口をついで出てきました。
「仰げば尊し、わが師の恩・・・」
先生は、私にとって、まさに仰いで尊ぶにあたいする人でした。
亡くなってみて、はじめてその崇高な人柄が偲ばれます。
「仰げば尊し」は卒業式に歌う歌ではない。
(ましてや、生徒に強制する歌ではない)
師と仰ぐ人とこの世でお別れするときに捧げる歌ではないか・・・
涙ながらに空を見上げながら、ふとそう思ったしだいです。
私も教師の端くれ。
この世と別れるときに、
いったい何人の「教え子」の皆さんに仰がれる存在であろうか・・・
品行方正な聖人君主であろうとは思いません。
私は私でいよう、自然体でありたいと思います。
でも、「師」と呼ばれる者としては、身の引き締まる思いがします。
中学時代の恩師がお亡くなりになったとの報を受け、
街はずれの山の中腹にある斎場に行きました。
その途中、ふもとの禅寺の門の前で、思わず車を止めました。
見事な桜の木から花びらが一面に散っていたのです。
先生には、中学の時だけでなく、卒業してから現在にいたるまで、
たいへんお世話になりました。
とても優しく人をつつみこむような大らかなお人柄でした。
野辺の送りを済ませたあと、空を見上げたら、
寂しさで、思わず目頭が熱くなってきました。
そして、ひとりでに「仰げば尊し」が口をついで出てきました。
「仰げば尊し、わが師の恩・・・」
先生は、私にとって、まさに仰いで尊ぶにあたいする人でした。
亡くなってみて、はじめてその崇高な人柄が偲ばれます。
「仰げば尊し」は卒業式に歌う歌ではない。
(ましてや、生徒に強制する歌ではない)
師と仰ぐ人とこの世でお別れするときに捧げる歌ではないか・・・
涙ながらに空を見上げながら、ふとそう思ったしだいです。
私も教師の端くれ。
この世と別れるときに、
いったい何人の「教え子」の皆さんに仰がれる存在であろうか・・・
品行方正な聖人君主であろうとは思いません。
私は私でいよう、自然体でありたいと思います。
でも、「師」と呼ばれる者としては、身の引き締まる思いがします。
by ha-ppyone | 2006-05-01 20:17