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春祭りに想う

GWの最終日、毎年恒例の羽黒山鳥屋神社の春の大祭が行なわれました。

この神社は、私の家から歩いて10分ほどにあり、
まさに我が家の氏神さまです。
社殿に上がり、玉串を捧げ、拝礼をしました。

英語を学び、それを教えることを仕事にしている私ですが、
精神構造は、けっこう「古来の日本人」に属します。

私は禅仏教に帰依する仏教徒ですが、
日本の多くの皆さんと同じように、元旦には神社に初詣に出かけ、
うやうやしく神棚に松飾りをして「お正月さま」を迎えます。

「一神教」のクリスチャンの方々から見れば、なんといい加減かと、
非難されるかもしれませんが、私は、むしろその「いい加減さ」に
魅力を感じる方なのです。
つまりは、日本の神仏の「大らかさ」に私は惹かれます。

「曖昧な国・日本」とよく言われます。
でも、「曖昧さ」ゆえに良いこともあるのではないでしょうか。

シェークスピアが「ハムレット」の台詞で言っているように、
この宇宙には、理屈では計り知れない「何か」があると思います。
弱い人間が、ひれ伏して乞い願う存在が八百万の神なのです。

もっとも、剣豪・宮本武蔵は次のように言っています。
「我、神仏を敬えども、神仏を頼みず」
これは、まさに名言です。
でも、「神仏を頼みず」とは、武蔵のような人しか言えませんね。

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by ha-ppyone | 2006-05-13 13:39  

タンポポの季節

緑のカーペットにタンポポの黄色い絵模様。
桜が幕をおろし、これからは新緑そして様々な草花の季節を迎えます。

タンポポは英語でdandelion。
フランス語の den de lion (ライオンの歯)に由来することは、よく知られています。

言葉に善し悪しはない、違うのだ、というのが私の基本的な考えですが、
そうは言っても、ことタンポポに関しては、「たんぽぽ」の方に軍配を上げたい。
「ライオンの歯」は、なるほどと思っても、まったく風情がないですよね。

薫風にそよぐ健気な花の感じを出すには、やはり「たんぽぽ」。
そう思いながらカメラのシャッターを切りました。

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by ha-ppyone | 2006-05-04 19:50  

花吹雪、そして「仰げば尊し」

GW真っ最中。人影がないキャンパスには桜吹雪が舞っていました。

中学時代の恩師がお亡くなりになったとの報を受け、
街はずれの山の中腹にある斎場に行きました。

その途中、ふもとの禅寺の門の前で、思わず車を止めました。
見事な桜の木から花びらが一面に散っていたのです。

先生には、中学の時だけでなく、卒業してから現在にいたるまで、
たいへんお世話になりました。
とても優しく人をつつみこむような大らかなお人柄でした。

野辺の送りを済ませたあと、空を見上げたら、
寂しさで、思わず目頭が熱くなってきました。
そして、ひとりでに「仰げば尊し」が口をついで出てきました。

「仰げば尊し、わが師の恩・・・」
先生は、私にとって、まさに仰いで尊ぶにあたいする人でした。
亡くなってみて、はじめてその崇高な人柄が偲ばれます。

「仰げば尊し」は卒業式に歌う歌ではない。
(ましてや、生徒に強制する歌ではない)
師と仰ぐ人とこの世でお別れするときに捧げる歌ではないか・・・
涙ながらに空を見上げながら、ふとそう思ったしだいです。

私も教師の端くれ。
この世と別れるときに、
いったい何人の「教え子」の皆さんに仰がれる存在であろうか・・・

品行方正な聖人君主であろうとは思いません。
私は私でいよう、自然体でありたいと思います。
でも、「師」と呼ばれる者としては、身の引き締まる思いがします。

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by ha-ppyone | 2006-05-01 20:17